今回の撮影は、“復活”がテーマの復活篇のCMからはじまった。ノスタルジックな建物の石化した蝶の前に立つ倖田來未さん。ファーストカットゆえにスタッフの間にも緊張が走るが…、なんとここで倖田さんがくしゃみをしていきなりNG!でも現場はこの“くしゃみ”のおかげで緊張が解ける。以降、倖田さんはいっさいNGなし。ひょっとして場を和ませるためにわざと!?
復活篇オープニング場面の撮影。扉を開けて建物の中に足を踏み入れる倖田さんを、背後から光が照らし出す。モノクロームなゴシック風の内装は豪華で、まるで時を止めた宮殿のような趣だ。撮影がはじまったばかりで元気いっぱいの倖田さんだが、ここはシーンの意味を捉えて控えめの演技を見せる。
倖田さんの魅力を余すところなくカメラにとらえるため、今回は3隊の撮影クルーが組まれた。そのため仕上がり映像をチェックするモニターも3台設置。実は、CM撮影であれPVであれ、撮影クルーが3隊も組まれるのは異例なこと。映像のチェックや編集にも時間がかかることになるが、完成度の高い作品を作るには妥協を許さない姿勢が必要なのだ。
モノクロームの建物に輝きを与えていく倖田さんが、枯れた花にも生命力を宿らせる場面へ。アーティスト倖田さんの持つ躍動感溢れるエネルギッシュな存在感が、そのまま投影されたかのようだ。“復活”を象徴するシーンを前に、倖田さんの顔つきも引き締まる。いざ、復活のときへ!
倖田さんが石化した蝶に触れると、まるで命を宿したように虹色に輝きはじめる。その光を描き出すのがこのライティング用のパネル。組み込まれた複数のフィルターが鮮やかな色彩を作り上げるのだ。最終的にはさらにCGの光が加わり、まるで羽がゆらめくような幻想的な映像となる。虹色は今回のCMにおけるシンボリックなカラー。空にかかる虹をみかけたら、きっとこの羽を思い出す!?